毎年 9月1日 は、防災の日(日本)。
防災の日を中心とした1週間が防災週間となっています。
※)2021年(令和3年)の防災週間は、8月30日(月)から9月5日(日)まで。
ガスや電気が使えなくなってしまった時、温かい食事は食べられる?
オーストラリアで買える、防災時にも使えるインスタント食品を食べてみました。
海底撈自煮火鍋套餐 (Self-heating Hot Pot)
海底撈自煮火鍋套餐 $12(約972円)
(1ドル=約81円計算。2021年9月1日現在)
アジアングロサリーで購入しました。
水を入れるだけでアツアツの鍋になる人気の「自煮火鍋」シリーズです。
このような「Self-heating Hot Pot」は、
他社からもたくさん出ていてヒット商品となっています。
中に入っているもの
スープベースパック、野菜パックx2、バーミセリ、ホットパック、カトラリー
カトラリー
スプーン、爪楊枝、組み立て式の箸、紙ナプキン。
鍋の器もそうですが、
カトラリーも再利用できそうな感じでしっかりとした作りになっています。
作り方
作り方は簡単で、イラストでも書かれています。
- 野菜、スープを器に入れる。
- 水を線まで入れる。
- 鍋の容器に水を線のところまで入れる。
- ホットパックを入れる。
- 野菜とスープを入れた器を鍋にセットしフタをする。
- 15分待つ。
ながながと書きましたが、
要は材料を器に入れて水を入れ、ホットパックを水に浸すだけです。
水さえあれば、できる鍋。
できあがり!
アツアツ~!かっら!
れんこんがしゃきしゃきです。
発熱原理
発熱原理は、
発熱パックに含まれる生石灰(酸化カルシウム)と粉末アルミニウムの混ざったものが
水と接触することで起こる化学反応で発熱します。お湯も沸かせる発熱剤です。
生石灰(酸化カルシウム(CaO))と水(H₂O)が反応することで、
水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)となり発熱し、
1次反応:CaO+ H₂O → Ca(OH)₂
この時できた水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)が粉末アルミニウム(Al)と反応し
さらに発熱し水素も発生します。
2次反応:2Al+3Ca(OH)₂→3CaO・Al₂O₃+3H₂
また、水素は燃えやすいので、火気を近づけないように。
こういった発熱剤は、防災グッズにも利用されています。
火を近づけると引火する可能性があるので、絶対に火気を近づけないようにしましょう。
防災時に非常食を食べていて、火事になったらしゃれになりません。
さいごに
便利な防災グッズがたくさんありますが、使い方を間違えると台無しです。
正しく防災グッズを使う為に、実際に理解して使ってみることも大切ですね。
災害時だけでなく、普段使いやレジャーなどにも防災グッズは便利です。
カセットコンロがあればバーベキューなどの料理もできるし、
ソーラー充電器で携帯電話の充電をしたり・・・
日常生活に取り入れて慣れておきましょう。
いざという時、あわてないように。
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