【ハラル対応】ハラルフレンドリーな国 シンガポールのハラルフード

food republic
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シンガポール空港のジュエル(Jewel)のフードコートで食事しました。

なんと!

食器返却の場所が、HalalとNon Halalで分けられていましたわ!

ハラル(ハラール)とは?

Halal / Non Halal
Halal / Non Halal

ハラル(英語:halal、アラビア語:حلال Halāl)とは、イスラム教の教えにおいて「許されている」という意味のアラビア語です。イスラム教徒の人々=ムスリムにとって、ハラルは生活全般においての指標のようなもの。食べる物だけでなく行動や行為、服装などといった全てのものにおいて、それがハラルかどうか=神に許された「もの」や「こと」なのか、ということをベースに生活しています。食べ物においては、魚介類や野菜・果物などといったものがハラル。逆に豚肉やアルコール飲料などは禁じられたもの=ハラムとなります。食べ物以外にも嘘を付くことや物を盗むこと、女性の肌の露出などがこのハラムに当てはまります。引用:一般社団法人ハラル・ジャパン協会


イスラム教徒(ムスリム)と言えば、

・スカーフ(ヒジャブ)を被る
・一夫多妻制
・豚肉とアルコールはNG

などがよく知られていますよね。



生活に関わるすべてのものや行動に戒律があり、
食べ物に関しても細かく定められています。

例えば

牛肉や鶏肉は食べてもOKとされていますが、
それにはイスラム法にのっとった食肉処理が施されている必要があるなど。

シンガポール空港のジュエルのフードコートでも、ハラルフードがありますが
食器までハラルの厳しい規則に従い、きっちり分けられていることに驚きました。

食事だけはハラルというところは多い中、
使った食器にまで厳格にハラルであるということに従っているのです。

一度でも豚肉が乗った皿や豚肉を突き刺したフォークは、
洗って綺麗にしても、もうハラルではないのです。





ハラルフレンドリーなシンガポール

地域のハブとしてのシンガポールは、マレーシアとインドネシアに囲まれ、
多くのイスラム教徒(ムスリム)が行き交います。

ムスリム数が最も多い上位10カ国(2021年)

  1. Indonesia (231,000,000)
  2. Pakistan (212,300,000)
  3. India (200,000,000)
  4. Bangladesh (153,700,000)
  5. Nigeria (95,000,000–103,000,000)
  6. Egypt (85,000,000–90,000,000)
  7. Iran (82,500,000)
  8. Turkey (74,432,725)
  9. Algeria (41,240,913)
  10. Sudan (39,585,777)

参考:World Population Review 2022

ハラル認証マーク

ハラル認証マーク
ハラル認証マーク

「ハラル(ハラール)認証マーク」がついていれば
原材料、調味料、調理方法、製造方法がハラル(ハラール)で
ハラル(ハラール)認証団体が正式に認めている証となります。

ハラル(ハラール)=イスラム教で「許されたもの」の意味

戒律を守っていることを証明するハラール認証。

食品だけでなく、レストランにも認証があり、
この認証があれば、イスラム教徒(ムスリム)も安心して食事を取ることができます。



キユーピー マヨネーズ ジャパニーズスタイル(ハラル認証)もあります。

PADANG LEZAT

Nasi Ambeng
Nasi Ambeng

ジュエル(Jewel) フードコートで食べたインドネシア料理です。

ムスリムが最も多いインドネシア料理にしました。
フードコート内でもこのインドネシア料理を食べている人も多かったし
笊(ざる)のような模様の大きなお皿で美味しそうだったので。

Nasi Ambeng (S$10.80) 約1048円 肉類x1、野菜x4
(2022年8月16日現在)

好きなものをショーケースの中から選べます。

お菓子にもハラル食品と認められれば、ハラル認証マークが付いています。

ハラル認証マーク
ハラル認証マーク

ハラル認証の日本のお菓子

「HI-CHEW GRAPE」、「HI-CHEW STRAWBERY」
森永製菓株式会社(インドネシア製)



元祖きびだんご(廣榮堂)



もみじ饅頭 株式会社やまだ屋



などなど。



さいごに

ムスリムフレンドリーな食事が提供できるシンガポールは、さすがハブとしての国ですね。
ハラルフードだけでなく使う食器にまでハラルとしてこだわっている。

これを見たらムスリムの人は安心するでしょう。

ハラルを知らない人がごっちゃまぜに食器を返却しそうだけど?

フードダイバーシティ(食の多様性)を考慮すれば、
国際会議、研修、イベントや展示会などのMICEなどの団体を獲得できるし、インバウンドの需要も見込めます。
企業にとっては、世界中から優秀な人材を確保することもできる。

※ MICE(Meeting,Incentive travel,Convention,Event or Exhibition)

ムスリムフレンドリーな食事が提供できるだけで、
その旅行先の国の魅力がアップします。

シンガポール、やっぱりすごいわ。


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