今更、去年申告したオーストラリアのタックスリターンが戻ってきました。
現在2022年3月。日本の確定申告のこの時期にですよ・・・。
遅すぎない?
心配事はこのことでしたのよ。
オーストラリアのタックスリターン
オーストラリアのタックスリターン(Tax Return)は、
日本の年末調整や確定申告のようなものです。
オーストラリアの会計年度
毎年、7月1日~翌年6月30日
この期間に得た収入を申告します。
タックスリターン申告期間
7月1日から10月31日までの間。
会計士を通した場合は、翌年5月15日まで延長されます。
課税所得
総収入-経費=課税所得(Taxable Income)
課税所得から割り出した税金<源泉徴収された税金=「払いすぎた税金が戻る」
(Refund)タックスリターン
課税所得から割り出した税金>源泉徴収された税金=「支払うべき税金を払う」
タックス支払い
2つの仕事を掛け持ちしている人や収入が多い人は、追加税金の支払いもある場合があります。
オーストラリアの所得税
総収入-経費=課税所得
2021年度所得税(12カ月居住者の場合)
課税所得 税率 税計算
$1~$18,200 | 0% |
$18,201~$45,000 | 19% |
$45,001~$120,000 | 32.5% |
$12,001~$180,000 | 37% |
$180,001~ | 45% |
参考:ATO
「Medicare levy」は、課税所得の2%を上記にプラス。
年間収入、18200ドル以下(約1,528,800円)なら税金$0。
(1ドル=約84円計算。2022年3月9日現在)
金持ちからたっぷり税金を取るシステムですが、大抵の金持ちは税金対策をしています。
そりゃ、収入の半分近く(45%)も税金取られたらいやでしょう。
申告方法
- 登録税理士(Tax Agent)に依頼する。
- myGovから自身でオンライン申告する。
私は、会計のプロ、税理士にお願いしています。
myGovから自分でオンライン申告もできますが、
税理士に頼んでいる会社員も多いです。
私の場合、税理士への支払いは去年は360ドル(30,240円)。
(1ドル=約84円計算。2022年3月9日現在)
申告漏れで罰金があっても困るし、税金はプロに任せた方がいいと思っています。
ATO(Australian Taxation Office)
ATO(Australian Taxation Office)は、オーストラリア国税庁です。
現在、オーストラリアはオンライン化により納税者の収入をほとんど把握しています。
収入やスーパーアニュエーションの支払い状況、個人事業主のABN収入、銀行利息、株の配当、キャピタルゲインにかかわる取引記録、海外からの送金記録、eBay、Airbnb、などの情報など、
収入の情報は、ATO(Australian Taxation Office)が把握しています。
税金から逃れるのは難しいと思われます。
なぜTAX RETURNが遅れたのか?
TAXが戻るのに、2週間から最長8週間と言われていましたが、
5ヵ月経っても戻って来ません!どういうことよ!
新型コロナウイルスのパンデミックで政府による支払いが多くて金欠だったのか、
低所得(税金対策で収入を抑えています)なのに、なぜか戻る税金が多すぎだったからか、
株取引があまりにも多いので調べていたのか?私が限りなく黒に近いのか
税理士に理由を聞いたのですが、
ATOに問い合わせてくれるだけで
「現在プロセス中です。」
の答えが帰って来るだけでした。
さいごに
なぜ私のタックスリターンが遅れたのか分かりませんが、
戻って来てほっとしました。ブラックなだけに
ちょっとしたボーナスのような金額が戻って来て嬉しいし!(今年は3000ドル(約25.2万円)でした。)(1ドル=約84円計算。2022年3月9日現在)
オーストラリアは情報技術ITが進んでいるので、
税金のことに関しては、厳しく国民を監視できているようです。
私の場合、日本とオーストラリアを行き来していますが、
日本の収入は日本で確定申告をしています。
日豪租税条約により二重課税を防ぐ措置が取られるため、
日本で支払った税金の分だけオーストラリアでの税金が減ります。
とにかく、オーストラリアでタックスリターンがあって良かったわ!(嬉)
毎回、問題多いよね。アンタw
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