「ご注文ありがとうニャン。お食事楽しんでください」
トレーを乗せた猫型ロボットのこのセリフが聞きたくて、
「ガスト」を訪れる客も少なくないですよね。
猫型ロボットにキュンキュンするお客さん。
オーストラリアでも働いているんですよ。この猫型ロボット。
オーストラリアで働くネコ型ロボット
プライオリティパスが使える、ブリスベン空港のCorrettoカフェで
猫型ロボットを見かけました。
自律走行型ロボットは、自分の位置を認識し、
周辺の状況を把握するスラム(SLAM)技術で動いています。
従業員が、お客さんの注文した食事を乗せてテーブル番号を押すと、
ロボットは障害物をよけながら、目標に向けて最短ルートで走行します。
お客さんが食事を取り上げて、背面のディスプレーの「完了」をタッチすると、
くるりと背を向け、定位置に戻っていきます。
その動きがかわいい~。
BellaBot
「BellaBot」(通称・ベラちゃん)
ロボットの名前は「BellaBot」。
ここでは、Lexieちゃんの名前が付いていました。
生まれ故郷は中国・深セン、中国企業のPudu Robotics(普渡科技、以下PUDU)が開発しています。
パネルにはネコの顔が表示され、
配膳や障害物回避機能のほか、豊かな表情・AI(人工知能)音声による接客が可能となっています。
バッテリー不足になると、
「充電足りないにゃん」と発言します。
ブリスベンのCorretteで安い時給で働かされるネコ型ロボットは
新人でまだ仕事に慣れていないのか、恥ずかしいのかで、無言でしたけど。
元気そうに、てきぱきと一生懸命働いていました。
時給は低いのに、頑張って働く姿は応援したくなります。
ファミリーレストランなどで見かけるネコ型配膳ロボ「BellaBot」(ベラボット)
を国内展開するDFA Roboticsは、BellaBotを3年間、特別価格でレンタルする
「人手不足解消応援キャンペーン」企業を募集しています。
レンタル価格は1台あたり月5万8000円 (税別/保守込)。
1日12時間×30日働くと想定して、時給換算すると、約161円。
時給安っ!
ねこちゃんロボットかわいそすぎる。
ですが、人件費が高いオーストラリアや人手不足なビジネス経営者には、
良い話ですね。こんなかわいい子が文句も言わず安く働いてくれるのですから。
また、ロボットが働くというものめずらしさもあって、
お客さんを見込める可能性もあります。
時給上げろ労働環境改善しろとかうるさい人に高い時給3000円払うより、文句も言わずに土日も時給161円で働くロボットの方が経営者も嬉しいでしょう。
もう、用はないにゃ~。
Lexieちゃんが持って来てくれたのは、
エッグベネディクト、スモークサーモン付き($25)約2425円
(1ドル≒97円計算。2024年1月19日)
コーヒーは、人間の店員さんが持って来てくれました。
フラットホワイト($5.9)約572.3円。
コーヒーは、なかなか美味しいです。
これらは、プライオリティパスで無料でいただきました。ごちそうさまでした。
さいごに
人件費の高いオーストラリア。
文句も言わず安く働いてくれるロボットがいたら、
経営者はロボットを選ぶでしょうね。
お客さんも、今なら物珍しさでお店に来るだろうし、
少々失敗してもロボットだからと許してくれると思います。
うれしいにゃー!頑張るにゃー!
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