新型コロナ対策で、各国の政府は時限的にお金をばらまいています。
オーストラリアは、Job Keeper制度(雇用主が社員を政府のお金でキープする制度)があり、社員は需要がなくて働かなくても1週間$650(手取り)(1ドル80円計算で52,000円)もらえます。1か月日本円で223,600円。減給になった方も多いと思いますが、これだけあれば暮らせますね。
日本は、1人10万円の特別定額給付金が話題となりました。
その他にも日本では「コロナ特例」でもらえるお金、払わなくて済むお金が用意されています。
自分には関係ないと思っているそこのあなた!
知らないともらえるものももらえませんよ。役所は、教えてくれません。
日本の制度
コロナ特例で、1人10万円がもらえる特別定額給付金は有名ですが、10万円がもらえるのは知ってても、制度の正しい名前は知らなかったりしますよね。
10万円もらえるのは、特別定額給付金が制度名です。
それでは、その他にどんな制度があるのでしょう?
制度名、どこで申請するのかを知らないと何も進みません。
コロナ特例で制度が拡張、新設されたものを調べてみました。
正確な情報は各自で確認してくださいね。
コロナ特例で、新設・拡張された制度
特別定額給付金
給付対象者:基準日(令和2年4月27日)時点で、住民基本台帳に記録されている者。受給権者:給付対象者の属する世帯の世帯主。1人10万円。申請先:役所
国民健康保険料の減免
収入が3割以上減った人。来年3月分まで。申請先:役所
後期高齢者医療保険料の減免
75歳以上で収入が激減した人。申請先:役所
住居確保給付金
収入が減り家賃が払えない人。最長9ヵ月受給できる。 申請先:各自治体の相談施設
融資
生命保険の契約者貸し付け
解約返戻金の7~9割。申請先:保険会社
緊急小口資金
20万円無利子無担保。収入の状況によっては、返済不要。 申請先:社会福祉協議会
総合支援資金
60万円無利子無担保。 返済期限3ヵ月ですが、申請で3ヵ月延長可能。申請先:社会福祉協議会
年金担保貸付の条件変更
上限200万円まで低金利で借り入れできる。 申請先:金融機関
住宅ローン減税
コロナの影響で完成が遅れても、減税が使える。 申請先:税務署
納税・支払い
納税の特例猶予
納税を1年延期。分割払いも可。申請先:税務署
国民年金保険料の免除
月額1万6540円を免除(最大)申請先:年金事務所
相続税の猶予
延期する期間は個別の判断で決められる。申請先:税務署
生命保険料の猶予
6~9ヵ月支払い猶予。申請先:保険会社
水道料金・下水道使用料金の減免
最長4ヵ月の支払い猶予を受けられることもある。申請先:水道局
NHK受信料免除
持続化給付金をもらっている事業者が対象。申請先:NHK
失業・再就職
失業給付
日額最大、7150円。離職者の基本手当の給付日数が60日間延長可能。申請先:ハローワーク
休業支援金
1日1万1000円(上限)。パート先で休業手当がもらえない人。申請先:労働局
病気
傷病手当金
熱を出して検査を受けパートを休んだ。検査の結果、コロナ陰性となっても受け取れる。
申請先: 健康保険組合
休業補償給付(労災保険)
勤務中に感染症をうつされ、休養した人。申請先:労働基準監督署
自営業
小規模事業者持続化補助金
事業を始めたい人。原則100万円(最大)。申請先:商工会議所
家賃支援給付金
自宅を事務所として使っている人。300万円(上限)。申請先:経産省
欠損金の繰戻し還付
昨年納めた分の法人税が一部戻って来る。申請先:税務署
持続化給付金
100万円(最大)。申請先:経産省
自営業、ブロガー、ユーチューバー、ウーバーイーツなどで働く人も、この給付金を受けている人が多いようです。(私のYoutube調べ。)さすが、流行の最先端を行く彼らです。抜かりありません。
どうでしょう?なんとか制度とか・・・。知らない言葉が多いですよね。
制度名を知ってから、各自自分に合った制度を詳しく調べていくと良いと思います。
「コロナ特例」で制度が新設、拡張されたものをとりあえず書き出しましたが、このほかにも、日本の社会保障制度はたくさんあります。
私は、本を読んで調べました。抜けている箇所があったらすみません💦
もらえる人の例
年金暮らしのAさんの場合
例えば、定年退職して年金暮らしのAさん。小売店でアルバイトもしています。月収8万円。
ところが、コロナの影響でアルバイト先が休業に入り仕事がなくなってしまいました。
この場合、コロナ特例、国民健康保険料の減免を使う事が出来ます。コロナの影響で前年と比べて3割以上減る場合に使える制度。
このように、年金受給者でも使えるのです。
仕事が減り家賃の支払いが苦しいBさんの場合
コロナの影響で仕事が減り家賃の支払いが苦しくなったBさん。
Bさんは、住居確保給付金の申請ができます。(今までは、離職した人や廃業した人が対象。)緊急小口資金(無利子・無担保で、20万円まで借りられる。)もあります。
また、納税先送りの申請もできます。(前年と比べて収入が2割以上減った人。)
所得税、自動車重量税、住民税、固定資産税など1年間が納税猶予。(延滞金なし)生命保険、医療保険の保険料も各保険会社に連絡してみてください。6~9ヵ月は猶予されるそうです。
生活が苦しい時に、支払い期限をとりあえず延期にするのも手です。
このように知らないともらえないお金、払わなくて済むお金がたくさんあります。
このセリフ一度使って見たかった❤
さいごに
生活に困っている人はもちろん、お金に余裕がある人にとっても申請するだけでもらえるお金の「制度」、最近スタートした「コロナ特例」は、知っておくと良いと思います。
日本の社会保障制度は充実しているのに、これをあまり知らない人が多いように思います。
日本にも、弱者を助ける制度はたくさんあります。それをあざとく知っている外国人が日本に寄生して、うまくたかられているように思うのです。
人生を支えてくれる公的支援の知識を増やし、暮らしにゆとりがうまれるよう賢く支援を受けていくことも重要ですね。