買い物して、分割・後払いなのに金利無料システム。
Afterpay(アフターペイ)は、
今、株価が急激に上がっているオーストラリアの会社です。
1株3ドル(約240円)で買ったものが→
1株141ドル(約11280円)になったわ!
(1ドル=約80円計算。2021年1月23日現在)
Afterpay(アフターペイ)とは
Afterpay(アフターペイ)は、2014年に設立され、
オーストラリア・メルボルンに本社を置くオーストラリアの金融テクノロジー企業です。
2016年、オーストラリア証券取引所(ASX)に上場しています。
買い物をして、
支払いは後払いの分割支払い(手数料なし)の夢のような決算システムです。
今まで、ショッピングはクレジットカードが当たり前のように使われてきましたが、
分割払いにすると金利が高くなり、年率約20%の高い手数料を払わなければなりませんでした。
それがAfterpay(アフターペイ)だと、なんと!無料です。
審査が厳しくてクレジットカードを作れない、または持っていない人や所得の低い人、
若い消費者にAfterpay(アフターペイ)は広く受け入れられ爆発的ヒットとなったのです。
特に新型コロナウイルスの影響で多くの企業が廃業に追い込まれる中、
Afterpay(アフターペイ)は急激に伸び、ぶっちぎりの強さです。
となるわけです。
現在は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの5ヶ国で
展開されています。
BNPL(Buy now, Pay later) 企業
Buy now, Pay laterとは、
買い物をしても、代金は後払いの分割。手数料、金利なしの金融サービスです。
消費者は、支払いの滞納がない限り手数料は一切かかりません。
Afterpayは、購入価格を2週間ごと最大4つに分割して手数料無料で払う
BNPL(Buy now, Pay later)です。
オーストラリアの給料は、基本、1週間ごと、2週間ごとの支払いとなります。
それに合わせたのでしょう。
滞納があったとしても、遅延金1週間10ドル(約800円)です。
また、遅延金の総額は購入金額の25%を超えることはありません。
つまり、クレジットカードのように延々と遅延金が発生することはないのです。
このような Buy now, Pay later 企業は、
- Afterpay
- Klarna
- PayPal
- ZIP
- Sezzle
- Flexigroup
- Openpay
- Splitit
などがあります。
Afterpay(アフターペイ)は今のところ、人気No1。
Afterpay(アフターペイ)は、クレジットカードのように使えるのに
クレジットカードのような高額な遅延金で儲けてはいないということですね。
Afterpay(アフターペイ)の収入源は?
分割払いの際に、遅延金以外消費者から手数料や金利を取っていないのに
どうして儲かるのでしょうか?
株価も上がりっぱなしで株主も大喜び。
それは、
小売店からの販売額約4%の手数料
これが収入源です。
Afterpay(アフターペイ)は、
手数料無料で分割払いできるので消費者にとってお得しかありません。
消費者に好まれるとお店へのAfterpay(アフターペイ)の導入も増えてきます。
消費者は、Afterpay(アフターペイ)が使えるお店で買い物をしますから、
お店にとっても消費者が集中して買ってくれて販売促進につながるサービスとなるわけです。
それに新しい顧客、今までクレジットカードを持てなかった若い人などの客層がどんどん買い物してくれています。
実際に、Afterpay(アフターペイ)のような Buy now, Pay later 企業と提携して、お店の売り上げが増加しているデータもあります。
消費者も店舗もAfterpay(アフターペイ)も株主もみんな喜ぶ!
Afterpay(アフターペイ)の登録方法
【必要なもの】
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
- 生年月日
- クレジットカードまたはデビットカード
たった、これだけで簡単に作れてしまいます。
デビットカードは、銀行口座を持っている人ならだれでも持っている銀行カードで、銀行口座からダイレクトに引き落とされるキャッシュカードです。
クレジットカードを作るより簡単で数分後に使えてしまう手軽さ。
クレジットカードを持っている人で分割払いしたい人も、手数料・金利無料のAfterpay(アフターペイ)を利用するし、Afterpay(アフターペイ)のアプリは、審査もなく誰でも簡単に数分で使える。
これも人気に拍車をかけているのでしょう。
Afterpay(アフターペイ)の使い方
Afterpay(アフターペイ)加入店、オンラインショッピングでも使えます。
【使い方】
- Afterpay(アフターペイ)アプリを入れる。
- バーコードで支払い。
- 分割で支払う(手数料、金利無料)。
終わり。
さいごに
オーストラリアは現金より電子決済をする人が多く、少額の買い物(100円)でもデビットカードやクレジットカードを「タップ」して支払うのが日常的です。
今、新たな決済手段として注目されているのが「Buy now, Pay later」のAfterpay(アフターペイ)。
審査もなくすぐに使えて、金利無しの分割払いで買い物ができ、カンタス航空のポイントなども付くサービスもあります。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、衛生面の観点からも、現金よりこれからはお金を触る事もない電子決済になっていくんじゃないでしょうか?
消費者に喜ばれる企業は成長するでしょう。
Afterpay(アフターペイ)の株価は、1株3ドル→1株141ドルになりました!
押し目なしの上がり方で、どこで買っても買った人は儲かったのではないでしょうか?
これから、どこまで上がるのか分かりません。下がるかもしれません。
ただ、今後このような会社は1社独占とはならないと思います。
消費者は多くの Buy now, Pay later 企業サービスを試すだろうし、
企業側もその人にお金を貸しても問題ないか?を審査する能力も必要になってくるでしょう。悪用する人もでてくる可能性もあり。
後払い決済は融資のビジネスなので、
融資した分が帰って来ない(貸し倒れ)と損失になります。
といっても、Afterpay(アフターペイ)の場合、支払いをその人の金融機関に結び付けている手数料だけなので、その手数料も遅延金で賄える額でカバーされるように計算されています。
よくできたシステムだと思います。
あなたも儲かりそうな会社を見つけて株で大儲けしましょうw
以上、株で儲かりそうなオーストラリアの会社の紹介でした。
では、また。
後日談アフターペイが使えるお店でアフターペイを使おうとしましたが、どのお店も
しっかりアフターペイが使えるシールが貼ってあるのに、使えません。
貸し倒れ者続出か!?どうなるアフターペイ。
2021年8月アメリカ大手「Square」に買収されました。
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