オーストラリアのアジアングロサリーで売られていた
変な名前のお菓子を見つけました。
ミレービスケット まじめなおかし。
また変な日本語使った中国系のお菓子かなと思ったら
なんと日本のお菓子なんですね!
ミレービスケット
「ミレービスケット」はもともと明治製菓(現:明治)が開発し、製造・販売を行っていた菓子である。しかしその売れ行きは思わしくなく、各地の業者が二次加工と販売を請け負うようになった。その後、1967年(昭和42年)に、名古屋の三ツ矢製菓がビスケット生地の製造業務を明治製菓から引き継いだ。なお、ビスケット生地の「ミレー」の商標権は明治が所有しており(登録商標第2643288号)、三ツ矢製菓がライセンス料を支払っている。三ツ矢製菓で生産されたビスケット生地が全国の販売会社へ送られ、それぞれの販売会社が加工(油で揚げるなどの工程)を行っている。このため風味は各社それぞれである。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミレーといえば、ミレー の「落穂拾い」かと思うけど、
高知の人はミレーといえばミレービスケットなんだそう。
販売会社
オーストラリアで、ミレービスケットは$3.99(約383円)で販売されていました。
(1ドル=約96円計算。2022年9月15日現在)
日本でミレービスケットは170円(税別)内容:130g。
日本での販売会社は、
・平野製菓(愛知県)
・渡由製菓(愛知県) – 「ワタヨシ製菓」とも表記される。「ミレーフライ」の名称を用いる。
・伊藤製菓(愛知県)
・菊花堂(岐阜県)
・東海農産(静岡県)
・野村煎豆加工店(高知県)
高知県の野村煎豆加工店の販売量が格段に多く
東海地方では「ミレーフライ」の名称で販売している会社もあります。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野村煎豆加工店のミレービスケットは、もともと豆菓子を作っていたことから
豆を揚げた油をブレンドした油を使って、
独特の香ばしさがあり他とは違った美味しさがあるともいわれています。
ビスケット生地を生産している三ツ矢製菓は、
ほぼ同様の材料でスティックタイプのビスケット「ビスくん」を1970年(昭和45年)より製造・販売しています。
こちらも名古屋の定番菓子とされています。
ミレービスケット原材料
原材料
ビスケット生地(小麦粉、砂糖、ショートニング、ぶどう糖、食塩)、植物油、食塩/膨張剤、乳化剤(大豆由来)
アレルギー特定原材料
小麦、大豆
※本品加工工場では、落花生、卵、乳成分、そば、えび、ごま、カシューナッツを使用した製品を製造しています。
栄養成分(100gあたり)
エネルギー 542kcal
たんぱく質 5.5g
脂質 29.3g
炭水化物 64.0g
食塩相当量 0.6g
見辛いですが、ビスケット生地には「MIRE」と刻印されています。
見難いのもなんだか歴史を感じてしまいますね。
ビスケットに穴が10個入っています。裏地はV字のような模様。
ミレーちゃん
髪の毛にミレービスケットがくっついた女の子ミレーちゃん。
高知県香美市出身の漫画家でアンパンマンの生みの親、
やなせたかしがイラストを手掛けた
「ミレーちゃん」
という名前のキャラクターを起用しています。
ミレービスケットは、
「高知県を代表する菓子」、「高知県民のソウルフード」
という事で、
いったいどんな味なのか買って試してみましょうか。いただきますっ!
味
こ、これは!
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん
そして私(FFR)
も食べたミレーは、おいしいまじめなおかしでしたわ!
ほんのり甘くてほんのりしょっぱい。
香ばしくサクサク。どこか懐かしい感じがする味。
素朴ながらもいくらでもポリポリ食べられます。
遠い昔、どこかで食べた味・・・。
そうだ!
梶谷のシガーフライだ。
それを薄く丸くのばし、焦げる寸前まで美味しく焼き上げた感じ。
さいごに
オーストラリアで販売されている
今時の人気な日本のお菓子は見てすぐに分かりますが
このミレービスケット まじめなおかしは、
変な日本語で、今まで日本で見たこともなかったので
中国製のバッタもんかと思いました。(失礼!)
平成27年3月10日には、
CSR活動の一環として「振り込め詐欺をミやぶレー4連パック」を発売しています。
ネーミングが、昭和っぽくて・・・。いや、さすが、まじめなおかし。
日本製で高知県のソウルフードと知らなかったら
海外に住む日本人(高知県出身以外)は誰も買わないかも?(超失礼!)
でも、発売から約60年を経た今も絶えず人気のお菓子です。
キャッチフレーズにもあるように、
職人によって“まじめ”にコツコツと作られたビスケットは、
オーストラリアだけでなく、これからも世界で人気が出るのかもしれませんね。
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