毎週木曜日5PM~8PM ラム肉&チップスが$5!
$5(約415円)
(1ドル83円計算。2021年4月23日現在)
5ドルスペシャルがあったので、RSLクラブに夕食を食べに行って来ました。
RSLクラブとは
RSLクラブとは、オーストラリアの現役&退役軍人の為の娯楽施設です。
R・・・Returned and
S・・・Services
L・・・League of Australia[/box]
5ドルスペシャル(ラム肉とチップス)
5ドルスペシャルの内容
- ラム肉
- チップス
- ソース(別料金)
別料金のソースは付けませんでした。
肉の味をじっくり味わいたいなら、味付けは塩・こしょうで十分でしょう。
やわらかくジューシーで、焼き加減もパーフェクトに仕上がっていました。
5ドルなのに、高級レストランのように、肉の焼き方まで丁寧に聞いてくれます。
焼き方はどうなさいますか?
ミディアムレアでお願いします。
かしこまりました。
肉の焼き方
- Raw(ロー) 未調理。完全に生。
- Blue rare(ブルーレア) 限りなく生に近い。表面の色が変わる程度に焼いた状態。
- Rare(レア) 表面のみを焼き中心部は生に近い状態。
- Medium rare(ミディアム・レア) レアとミディアムの中間。
- Medium(ミディアム) 中心部はうっすらピンクがかった焼き方。
- Medium well(ミディアム・ウェル) ミディアムとウェルダンの中間。
- Well-done(ウェルダン) よく焼いた状態。赤身も肉汁もほとんどない。
- Very well-done(ベリー・ウェルダン)肉汁も出ないほど完全に中まで焼いた状態。
オーストラリア人は、しっかり焼いたウェルダンで食べる人が多いです。
RSLクラブの食事は、どこも美味しいね。
食材も良い品質のものを使ってて、腕のいいシェフも多いし。
アンザックデー(ANZAC DAY)が近いので、
RSLクラブ内での催しものが多く、この日も大勢の人たちで賑わっていました。
アンザックデー(ANZAC DAY)とは
オーストラリアの 4月25日 は、アンザックデー(ANZAC DAY)で
毎年祝日になります。
今年(2021年)は、4月25日が日曜日なので月曜日が振替休日となる州もあります。
アンザックデーは、オーストラリアとニュージーランドからの戦没者追悼の日です。
ANZACは、Australian and New Zealand Army Corpの略。オーストラリアとニュージーランドの連合軍という意味。
4月25日はオーストラリアで最も重要な全国行事の1つであり、第一次世界大戦中にオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)が初めて大規模な軍事行動を行った追悼の日です。オーストラリアとニュージーランドの兵士は、連邦の一員として、同盟軍を支援するために世界中に派兵され、その大部分は4月25日にトルコのガリポリに到着しました。戦争中に60,000人以上のオーストラリア人が残念ながら命を失いました。今日では、故国の全国各地で徹夜祭、行進、式典、軍の式典などさまざまな形で慰霊・鎮魂の儀式をこの日に行っています。引用:Australia.com
アンザックデーの祝日の日に家族で集まり、
アンザックビスケットを食べお茶をする家庭もあります。
アンザックビスケット
アンザックビスケットは、戦時中に食べられていたオーストラリアの伝統的な焼菓子で、
今でもオーストラリアのスーパーやパン屋さんなどでよく売られている人気のビスケットです。
アンザックビスケットは、その名の通り戦争と深い関係のある歴史を持っています。
戦地に向かう兵士に、当時オーストラリアの女性がシンプルな素材を用いてビスケットを焼き無事を祈るように持たせた素朴なお菓子。
食べてみるとオーツが香ばしくココナッツ入りで、しっかりとした噛み応えがあります。
栄養価も高く日持ちする腹持ちのよい美味しいビスケットに
それぞれの家族の想いを込めて持たせたことでしょう。
ポピーの花
ポピーの花がアンザックデーの象徴として使われます。
この時期になるとポピーの花が街で売られていたりします。
これは、カナダの医療官ジョン・マクレー中佐が書いた詩
戦場に咲くポピーの詩に由来しています。
彼も後に戦争の犠牲者となってしまいました。
さいごに
ANZAC(アンザック)デーが近づいていたからか、
食事をしていると
「日本人が場違いな場所にいる・・・」という内容の話が聞こえてきました。
5ドルディナーにつられてやってきましたが、
ANZAC(アンザック)デーが近い日にRSLクラブは、やはり良くなかったようです。
今は時代が違い、新しい世代の人たちになってきてはいますが、
まだ過去の戦争での体験を根に持ち、日本人が嫌いな人もいます。
今では、日本人バッシングをする人はほとんどいませんが、
まだ忘れられない思いの人もいるのでしょう。
複雑な気持ちになりました。
ANZAC(アンザック)デーに関係ない人、興味のない人たちにとっては普通の休日です。
ですが、追悼の意を表しながらも、
やはりアンザックデーの前後数日は、家でゆっくりしていようと思ったのでした。