ブログやX(ツイッター)などのSNSで、
不特定多数の人に対して、
「私の欲しい物リストです。どうか贈ってください。」
と言う人を見かけませんか?
それも、スーパーで買えるような安い物から始まって。
そして、匿名で贈ってくれる人がいる。アイドルでも有名人でもないのに。
そんな都合のよい話ある?
あるんです。
Amazon ほしい物リスト
ほしい物リストとは、
特定の物やアイテムに対する個々の希望や欲望をまとめたリストのことを指します。
一般的には、オンラインショッピングプラットフォームや
ウィッシュリスト機能を利用して、ユーザーが気になる商品を保存しておくために使われることがあります。友達や家族に対して、誕生日や特別なイベントの際に欲しいものを伝える手段としても利用されます。
Amazonの「ほしい物リスト」は、
「今は買わないけど検討したい」「他の商品と比較したい」という商品をブラウザのブックマークのように登録できる機能です。「欲しい物リスト」は標準で非公開に設定され、自分だけの買い物メモとして使えます。
また、「ほしい物リスト」は匿名で公開することもでき、公開リストをSNSなどで共有することで、自分の本名や住所を知られないまま、ネット上の友人からプレゼントしてもらうといった使い方も可能です。
自分の欲しい物リストをあげて、不特定多数の知らない人からタダでもらえるなんて
どんな有名人、人気者?って思いますよね?
それが、そのへんにいる人(顔出しなし、匿名)のSNS発信でももらえてしまうんです。
私の欲しい物リストです。どうか贈ってください。
はい。どうぞ。
まるで、いただき女子りりちゃんの魔法。贈るアナタは良き「おぢ」。
こんなシステムがあったら、アナタはどう思う?やってみたい?
でも、ちょっと考えてみましょう。
匿名で欲しい物リスト公開する(クレクレ)人の特徴
もらえてラッキー♪やっぱ、自分、スゴイ!
誰でも買えるお菓子とか、自分で買ったら~?
【匿名でほしい物リストを公開する人の特徴】
・世の中には自分だけに特別なファンがいると思っている
(人気者なんだから、もらって当然!フォロワー数=人気ではなくアンチがいる事も知らない。)
・危機感なし
(想像力の欠如。絶対に身元はバレないと思っている。)
・自分で買うという思考が無い
(あげたい人がいて、タダでもらいたい人がいてWINWINじゃん。何が悪いの?)
・人の金で焼肉
(自分に価値があることを実感するためのイベント)
・空気が読めない
(現実社会との繋がりがない。まともな話し相手がいない。)
・気分で生活
(欲しいからもらう。タダならなおさら。自分の感情がすべて。)
・一人では何もできない
(ネットのみんな(会ったこともないSNSの誰か)もやってるし!)
・良識の欠如
(何が悪いのか分からない。法律に触れることがあることも知らない。)
・ろくに感想も無い
(定型文は知っている。今後も宜しくお願いします。)
・恩着せがましい
(ブログで有料級情報与えたでしょ!(自分のアフィリエイトへ流すだけの営業情報。)
・なぞの自信
(やればできる子、今はやらないだけ。)
・誕生日をアピール
(誰でもいいから自分の存在を認めて祝って!…呪う人がいることも知らずに。)
・自虐風自慢
(私なんて●●だし・・・。「そんなことないよ」と否定してもらうことで安心。「そうだよね」と言えば不機嫌になる。)
・ずうずうしい
(味を占めて、さらなる次の要望が始まる。)
つまり、
いつもどおり、何も考えていない。(バカ)
何も考えていないし、後の想像もできない。その時の直感だけで、気の赴くままに行動する。
「こんな私(オレ)、すごい!」という気持ち1つだけでやっています。
架空のネット社会で架空ではないモノを贈られることによって、社会的欲求、自己承認欲求を満たします。本人が特定されてしまう脅威も知らずに。
100円程度だから何とも思わない人もいると思っているのかもしれませんが、100円で見返りを求める人もいますよ。
妬ましく思う人、かまってちゃん、執着心の高い人や偏執的な考えな人などから、ストーカー犯罪や傷害事件に繋がるケースもあります。
誰が見ているか分からない虚構の世界で、
どんな人がどんな気持ちで接しているのか分かっていない。
匿名でプレゼントを贈る人
相手が好きで近寄りたいとか、応援したい、
ゴマスリをすることで、
人脈やおいしいビジネスの話をもらうことも期待している人もいるでしょう。
報酬は必ずしも金銭である必要はなく、
例えば、その人がインフルエンサーなど影響力のある人だったなら、
「なんと、〇〇様のご厚意で●●をいただきました!ありがとうございます!〇〇様は、オーダーメイドの猫専用かわいいグッズを作っていらっしゃる方です。おすすめですよ!」
こんな具合にSNS・ブログなどで宣伝をされることも立派なメリットの提供になる。
しかし、
欲しい物リストの送り主は匿名で、どこの誰だか分からない謎の人。
あったとしてもニックネームだけとか。
いつも楽しみにブログ見てます!(終)
匿名でプレゼントして得られるメリットはあるのでしょうか?
もちろんメリット関係なく
無償の愛で金銭をつぎ込む人もいるでしょう。
・応援したい
・力になりたい
・私の推し
欲しい物リストにある、1000円程度のお菓子や生活用品を匿名で贈るアナタ。
喜んでもらえて、ちょっとした優越感も味わえるのかもしれません。
ですが、
もらった相手は不特定多数に呼び掛けていて、別にアナタでなくても良い。
それでも、アナタは喜んでその人の欲しい物を贈ってしまう。
純粋無垢な穢(けが)れの無い気持ちで贈ったプレゼント。気持ちを込めて・・・。
そのプレゼントを受け取った人にとって、アナタは、
ただの養分(金づる)です。
道端に座っている人(乞食)に金銭を渡すのと同じ。乞食はただ座って缶を置いている。アナタは、かわいそうに思って食べ物を置く。
まだ、本当の乞食にあげる方が心から喜ばれるでしょう。ビジネスでやっている乞食もいますからね。
家があってネット配信して少しでも収入があり、お菓子食べ寝転びながら、自由気ままに、あれもこれも欲しいと欲しい物リストを作成しているビジネス乞食がいて、その人に贈りつづける匿名のアナタ。ビジネス乞食は、1000円程度で調子に乗られても気持ち悪いし、別にアナタのことなんて興味ないし、ただの都合のいい金づるくらいにしか思っていませんよ。もっと金出せとかは思っているか(笑)
まあ、アナタの承認欲求だけは満たしてくれるのでしょうけど。それもアナタが勝手に満たしてくれたと感じているだけ。もらった人は、贈られたオレ(私)、スゴイ!(自分には熱狂的ファンがいる!)と思ってるだけで、アナタの事なんて、なんとも思っちゃいません。どこの誰だか分からない匿名さんだし、会う事もありません。でも、金づるが消えたら困るので、優しい言葉で巧みにアナタを引き付けるでしょう。いつも、ありがとう❤ 自作自演もあるでしょう。他の人からもらっちゃった~(きゃは)そしてアナタを煽ります。ほらほら~、くれなきゃ相手してあげないよ。
匿名で「欲しい物リスト」にプレゼントしている人は、今まで、物をあげることによってしか対象に振り向いてもらえなかった残念で寂しい、かわいそうな人なんだろうなと思ってしまいます。
いただき女子りりちゃんの「おぢ」のように、全財産吸い取られて初めて自分がただの金づるだと気が付くのかもしれませんね。一生気が付かない人もいるかもしれない。
さいごに
お金の向こうには人がいて、不特定多数に発信しているので、
それを見ているネットの向こうにも人はいます。
プレゼントをした人の気持ちや
プレゼントをしない人の気持ちを考えないと痛い目にあいます。
もらうお前にとってはタダでも、プレゼントを購入する人にとってはタダではない。
全員が微笑ましい目で見ているとは限らないということです。
羨ましい、ズルい、ドン引きする、乞食行為、高価なプレゼント贈った人にだけ
仲良くしておもしろくない・・・などと思う人もいるでしょう。
欲しい物リストを不特定多数のSNSにあげている人は、一時の得と引き換えに
とても大きなモノを失っていることに気が付いていません。
ネット乞食をしている自覚もないし、信頼を失っている自覚も無い。
気付いたら、周りには
ストーカー以外、誰もいなくなってしまった・・・なんて末路。
一度失った信頼を取り戻すのは容易ではないでしょうね。
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