
オーストラリアのスーパーで、日清の「きつねうどん」と「てんぷらうどん」(香港製)$3.5(約399円)が売られていました。(1豪ドル≒114円計算。2026年4月28日)
関東出身者 「あれ?たぬきじゃないの?」
関西出身者 「え?たぬきってなんだっけ?というか、これ日清だし」
となります(笑)
マルちゃん赤いきつねと緑のたぬきは、東洋水産が「マルちゃん」ブランドで製造・販売している和風カップ麺
西日本では、たぬき不在

そもそも関西には、たぬきうどん・たぬきそばというものがありません。
西日本発祥のチェーン店、なか卯、丸亀製麺、はなまるうどん、などのメニューにも「きつね」はあっても「たぬき」はありません。逆に首都圏を中心に展開する「名代富士そば」や「小諸そば」、「山田うどん」では、「きつね」も「たぬき」もメニュー化されています。面白いですね。
ヒガシマル「うどんスープ」のCMも、
「きつね♪たぬき♪てんぷら♪つきみ♪おにく♪(東日本篇)」
「きつね♪つきみ♪てんぷら♪おにく♪なべやき♪(西日本篇)」
になり、たぬきなし!
そう!関西人には「たぬきうどん」が通じないのです。
【関東】 天かすをのせるうどん=たぬきうどん
【関西】 天かすをのせるうどん=ハイカラうどん
京都では、細切りにした甘辛い油揚げをあんかけ仕立てにしたものを「たぬきうどん」と呼びます。
ややこしい。
だから、たぬきうどん、たぬきそばと言われると関西人はタヌキってなんだっけ?となります。

かろうじて、マルちゃんの赤いきつねと緑のたぬきで、きつねとたぬきの違いを知っている程度でしょうか。
ちなみに、きつねうどん・そば=油揚げがのったうどん・そばは、西日本東日本同じで分かります。
海外向けは「きつね」と「てんぷら」でいい

今回オーストラリアで見かけたのは、
・きつねうどん
・てんぷらうどん
というシンプルな分類。
これはとても合理的で、「たぬき」という日本ローカルな呼び名を避けて、海外でも直感的に理解できる名前で関西人にとっても分かりやすい。
確かに海外の人にとっては「たぬき=天かす」はかなり謎だし、「てんぷら」の方が分かりやすいですよね。
茶色い衣から「たぬき」をイメージして名付けられたという説や、天ぷらの具材となる「種」が入っていないことから「種抜き」が転じて「たぬき」になったという説などがあります。

香港製 日清どん兵衛のきつねうどんは、アゲが細かく刻まれていました。噛むほどに旨味が染み出す1枚のおあげだったらもっとよかったなあ。
さいごに
今回オーストラリアのスーパーで見つけた日清のきつねうどんとてんぷらうどんは、ちょっとアゲの形が違うけど、日本で食べるものと変わらない、しっかりとしたあの味で、おいしくいただけました。
海外にいながらも、こうして日本の味がそのまま楽しめるのはうれしいし、同時に「きつね」「たぬき」「てんぷら」といった名前の違いに、日本の地域文化の面白さも改めて感じました。
シンプルな一杯のうどんからでも、少し視点を変えるといろいろな発見があるものですね。
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