
イースターは、オーストラリアでとても大きな祝日です。
連休になる「イースターホリデー」期間中は、
旅行やレジャーを楽しむ人々で各地がにぎわいます。
旅行者にとっては、
お店の休業やサーチャージの発生など、大変な時期でもあるかもしれませんね。
イースターって何?

イースター(Easter)は、キリスト教における「復活祭」で、
イエス・キリストが十字架にかけられた後、3日目に復活したことを祝う日です。
クリスマスと並んで、キリスト教の中でも特に重要な祝祭のひとつとされています。
オーストラリアのイースター

オーストラリアではイースター期間中、以下の祝日があります。
グッドフライデー(Good Friday):金曜日
イースターサタデー(Holy Saturday):土曜日
イースターサンデー(Easter Sunday):日曜日
イースターマンデー(Easter Monday):月曜日
この4日間が連休になることが多く、
「イースターホリデー」として多くの人が旅行やイベントを楽しみます。
スーパーも休みなので、前日には買い出しで混み合います。
働く人は給料の時給が3倍。
お金が欲しい人や宗教に関係ない人は喜んで働きます。(含む私)
卵やウサギ、ビルビーのチョコレート?

イースターには、「イースターエッグ」(カラフルに装飾された卵)や「イースターバニー」(うさぎ)、ホットクロスバンが登場します。
これは命の誕生や繁栄の象徴であり、春の訪れを祝う風習と結びついています。オーストラリアの季節は反対ですが。
ホットクロスバンは、イースターの時期に食べられる甘いパンの一種で、上に白い十字(クロス)の模様があるのが特徴です。
イースタービルビー(Easter Bilby)もあります。
ビルビーはオーストラリアで使われるうさぎの代わりのイースターキャラクターです。
ビルビーはオーストラリア固有の有袋類で、長い耳ととがった鼻が特徴。
ちょっとネズミとウサギの中間のような見た目です。
スーパーに行くとうさぎ、卵、ビルビー・・・などのチョコレートでいっぱいになります。
うさぎはオーストラリアにとっては「害獣」扱いになります。農作物を荒らし、生態系に悪影響を与えているため、オーストラリア人の中にはウサギに対してネガティブなイメージを持っている人もいます。
そこで登場したのが、絶滅の危機にあるビルビーを守るために生まれた
キャラクター「イースタービルビー」なのです。
イースターはカジノも休む?!

オーストラリアでは、イースターサンデー(復活祭の日曜日)やグッドフライデー(その金曜日)は、多くの施設が完全休業となります。
年中無休のイメージがあるカジノもクローズ。
観光客の中には「カジノなら開いてるでしょ?」と訪れる人も多いですが、
この日は、営業していない場合があるので要注意です。
神聖なイースターなんですね。
全てのカジノが休業するわけではありません。
カジノの営業可否は州ごと・施設ごとに異なります。
ビーチはまだサイクロンの影響も

例年ならイースターの時期は、ビーチ日和。
しかし、2025年はサイクロンの影響で
まだビーチが切り立ったがけ状態になっていました。

お店は休業?開いている場所はある?

イースターの祝日はほとんどのお店が休業します。
スーパーマーケットやショッピングセンター、
ローカルカフェなども閉まっていることが多いです。
とはいえ、観光地や繁華街では一部のカフェやレストランが営業していることもあります。
ですが、サーチャージ(追加料金)15%~20%取られます。
これはオーストラリアでは一般的な制度で、
祝日に働く従業員への給与をカバーするためのものです。
レシートに「Public Holiday Surcharge」と明記されることが多いので、
確認しておきましょう。
イースターホリデーは混雑覚悟

イースターの連休中は、地元民も旅行に出かけるため各地の観光地はかなり混雑します。
ホテルの予約やレストランの席も早めに埋まる傾向があるので、事前準備は必須です。
さいごに
イースター中の旅行は、要注意です。
カジノやスーパーなど、多くのお店はイースターに休業します。
今年のサイクロンの影響で、
ゴールドコーストのビーチはまだ完全には復旧していないものの、
イースター初日には多くの人で賑わいを見せていました。
砂浜の一部はまだ本来の姿には戻っていない状況ですが、
それでも訪れた人々はビーチでの時間を楽しんでいました。
今後も多くの観光客がこの美しいビーチを訪れることを願っています。
あわせて読みたい




